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ニュース:鳥インフルエンザ、猫に感染 [いきもの]

「飼いネコを外に出すな」独農業省、鳥インフルエンザで
2006年03月03日11時29分 朝日新聞

 ドイツ農業省は2日、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した白鳥やカモが見つかった地域の住民に対して、ペットのネコを屋外に出さず、イヌは必ず綱を付けて散歩させるよう異例の対応を求めた。北東部で死んだネコからウイルスが検出され、ペットを介した感染拡大を懸念したためだ。

 ドイツでは先月中旬以降、渡り鳥が飛来する北東の海岸部や西、南部の湖などで100羽以上の感染が確認され、研究機関はネコから検出したウイルスが人に感染するかの調査を急いでいる。

 農業省は、感染した鳥がいた半径3キロ以内でイヌやネコを放し飼いなどにせず、飼い主や周辺の人々が下痢や発熱などの症状を訴えた場合は届け出るよう促した。またニワトリなどの飼育場所に特定の関係者以外が立ち入らないよう強く求めた。

 ドイツでは8世帯に1世帯がイヌを飼うなどペットの飼育が盛んで、ゼーホーファー農相は「徹底した予防が必要だが、人に感染するかどうかはまだ確定していない」と述べ、パニックに陥らないよう呼びかけた。
オーストリアでも猫が感染 鳥インフルエンザ
2006年03月07日11時22分 朝日新聞
 オーストリア南部で猫3匹から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたと、地元の州保健当局が6日明らかにした。オーストリア通信などが報じた。いずれも生きており、うち2匹は症状が出ないままで、ウイルスも今は検出されなくなったという。

 検出されたのは鳥獣保護区域で保護されている約170匹の猫のうち3匹で、同型に感染した野生の白鳥が隔離されたかご近くで飼われていた。ここで保護されていた鶏やアヒルからも同型が確認されていた。

 2月末には、ドイツ北部で同型に感染した猫の死体が見つかっている。

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